ロサンゼルスを拠点に活動している写真家です。学生時代彼は薬学を専攻していましたが、次第に写真に対する強い関心に引き込まれ、写真家に転身することを決意しました。グィドが深く写真の世界に傾倒した背景にはヘルムート・ニュートンのデカダンスかつ挑戦的な写真における世界観やベッティナ・ランスにより密室で生まれた退廃的な生々しい裸の女性達の写真に魅了されたことに端を発します。しかしそれらをベースにグィドは自らのアィデアを用い、女性の裸体を最も美しい形で表現する為、”Silvereye”と題した作品に着手しました。銀色のメイクアップを施した女性をスタジオに配置し、スタジオの光の中で光り輝く銀色に彩色することはモデル達 (ダンサー、体操選手、空中曲芸師)を液状化を帯びさせるがごとく、新たなものへと変貌させました。”Silvereye”はシリーズ構成で作品化され、グィドの作品では最も大きな成功を収めました。その後の作品としてPrivate Rooms, Reflections, Shades of Womanと言ったテーマの中で、ホテルの部屋や密室で大がかりなセットや小道具を配し、美しい女性の裸体を写真を通して表現することに移行していきました。更にグィドの関心は写真において独特の物語性を見るものに想起させる手法で、風景や物体と女性を一つの空間に並列に収めるEROSと言うテーマに取り組んでいくようになりました。グィド・アルジェンティニーは現在までドイツ、イタリア、オーストリア、アメリカ、日本と様々な国で展覧会が開催され、今後も新しいテーマに意欲的に取り組んでいく革新的な写真家の一人です。



1966年 イタリア、フィレンツェ生まれ

1996年 ロサンゼルス、Todd Kaplan Gallery
1998年 ロサンゼルス、Todd Kaplan Gallery
2006年 ベルリン、Camera Work
2006年 モスクワ、James Gallery
2006年 ミュンヘン、Galerie Reygers
2007年 東京、Galerie Sho Contemporary Art
2009年 フィレンツェ、Photo Art Research
2009年 ウクライナ、Brucie Collections, Kiev
2010年 東京、Galerie Sho Contemporary Art
2010年 ブリュッセル、Young Gallery
2011年 ウィーン、Photographers Limited Editions
2012年 マイアミ、Unix Fine Art
2013年 東京、Galerie Sho Contemporary Art
2022年 東京、Sho+1にて「EROS」個展



 

 

 

ARTIST WEBSITE

http://www.guidoargentini.com/


 

 

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