クララ・デジレ
Clara Desire

PROFILE

クララ・デジレは2002年に1年間日本で生活した経験があり、日本のアニメ文化に傾倒し、様々なアニメのキャラクターを自らの作品の中にグラフィティー・タッチで取り入れる手法を確立しました。また、フランスではELLEフランス版のイラストやミュージシャンのCDジャケットのイラストを手掛けました。

デジレ・アートの根幹にはジャン=ミッシェル・バスキアの影響が色濃く表出されています。しかしながらバスキアの作品に見られる日常の中で味わった差別問題のような社会的テーマや自動車事故体験から生まれた解剖学への興味といった要素は、デジレが生み出す作品には存在しません。彼女はひたすら絵の中で自らの魂を彼女が愛する詩とキャラクターに乗せ、表現しています。時に彼女の作品の中には爆発的なエネルギーが込められているのが見て取れますが、それはジャクソン・ポロックがドリッピングでキャンバスに絵具を叩きつけ、感情を剥き出しにする行為と似通っており、彼女の心の叫びとも言えるでしょう。

2021年の個展では、デジレは世界を席巻している日本のアニメに深い関心を抱き、本格的なシリーズ作品を発表しました。近作では、繰り返し夢の中に現れる啓示的なキャラクターがランダムに記された言葉と共に描かれており、それは自分自身の居場所を確認するためのストーリーになっています。

BIOGRAPHY

1978 フランス、ラ・ロシェル生まれ

PAST EXHIBITIONS

個展:
2024 「風変わりな子供 Child Oddity」Sho+1 東京
2021 「不朽の女神 -Muse Incorruptible-」Sho+1 東京
2012 「While Dreaming, Sounds My Loud and Wild Cry」Hionas Gallery ニューヨーク
2008 六本木ヒルズ 東京
2008 T.Y. Harbor Brewery 東京
2007「All About Clara」ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アート 東京
2006 – 2014 レストラン「ギ・サボワ」常設展示 パリ

グループ展:
2025 「Faces 顔にまつわる表現」Sho+1 東京
2024 「夢の中のお伽話 fairy tale in a dream」Sho+1 東京
2023 「Art Collaboration Kyoto(ACK)」Sho+1 京都
2023 「ART FAIR ASIA FUKUOKA (AFAF)」Sho+1 福岡
2022 「空即是色 Illusion of Reality」銀座 蔦屋書店 FOAM CONTEMPORARY 東京
2013「The Armory Show」ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アート ニューヨーク
2013 Galerie SMAAKS パリ
2012 「Art Platform – Los Angeles 2012」ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アート ロサンゼルス
2012 「The Armory Show」ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アート ニューヨーク
2011 「KIAF」ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アート ソウル
2011 「ART FAIR TOKYO 2011」ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アート 東京
2009 「KIAF」ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アート ソウル
2009 「ART@AGNES」ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アート 東京
2009 「Something Sweets」ギャラリー・ショウ・プロジェクツ 東京
2008 「KIAF」ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アート ソウル
2008 「ART OSAKA」ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アート 大阪
2008 「ART@AGNES」ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アート 東京
2007 「New Wave Contemporary Artists Exhibition」ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アート 東京
2006 「Introduction of 3 Contemporary Indie Artists; Clara Desire, John Lurie, Betty Tompkins」ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アート 東京