ジョナサン・セリガー
Jonathan Seliger

JonathanSeligter_CarrotandSticks
_JonathanSeliger_Epaulets (YSL Blue:Gold)2021_350dpi
World Premier 2020
LawnParty (White Chanel) 2021
Napkins 2025
Jonathan Seliger
Jonathan Seliger

PROFILE

大学で抒情詩などの文学を学んだ経験や、美術批評家、フリーランスのキュレーター、ギャラリーディレクターとしてアート業界でキャリアを重ねた背景は、ありふれた日常の中に詩情や構造的な意味を見出す彼の独自の制作姿勢に深く結びついています。
セリガーは、高級ブランドのショッピングバッグから、ミルクカートン、テイクアウト容器、電球など、都市生活の中で日常的に消費され捨てられていくオブジェクトをモチーフとしています。それらをブロンズ、アルミニウム、ステンレススチール、キャンバスなどを用いて精緻に再構築し、スケールや質感、色彩を微妙に変容させることで、見慣れた物を新たな存在へと生まれ変わらせています。
一見すると既製品やシミュラークル(模造品)のように見える作品は、高度な手仕事と時間をかけて制作されています。大量生産品を高度な芸術作品として再構築するこの逆説には、ポップアートの消費社会への視線とともに、アメリカ西海岸の「フィニッシュ・フェティッシュ」を想起させる美しい表面仕上げ、ミニマリズムの形態性、コンセプチュアルアートの思考、そしてトロンプ・ルイユ(だまし絵)の伝統が複雑に交差しています。
平面から切り出された金属やキャンバスを折り、組み立て、彩色することで、絵画と彫刻双方の性質を持つ三次元的な存在へと変換するセリガーの作品は、消費社会を映す記号であると同時に、私たちの身近に潜む儚い詩情を掬い上げる試みでもあります。

BIOGRAPHY

1955 アメリカ合衆国ニューヨーク州、ブルックリン生まれ
1978 ニューヨーク州立大学ビンガムトン校卒業(B.A.)

PAST EXHIBITIONS

個展(抜粋):
2022 Tasende Gallery ラホヤ、カリフォルニア州(米国)
2017 「Disappearing Fabric」McClain Gallery ヒューストン(米国)
2012 ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アート 東京
2010 「Spoils」Jack Shainman Gallery ニューヨーク
2010 「The Hard Way」Angles Gallery ロサンゼルス
2006 「Now & Then」Jack Shainman Gallery ニューヨーク
2005 「Born to Shop」Barbara Krakow Gallery ボストン(米国)
2005 「ジョナサン・セリガー展」ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アート 東京
2004 「Politeness Counts」アルドリッジ現代美術館 コネチカット州(米国)
2004 「Politeness Counts」タング・ティチング美術館 ニューヨーク州(米国)
2003 「Spree」McClain Gallery ヒューストン(米国)
2002 「As Is,」Jack Shainman Gallery ニューヨーク
2001 「Personal Shopper」Angles Gallery ロサンゼルス
2000 Jack Shainman Gallery ニューヨーク
2000 Studio La Citta ヴェローナ(イタリア)
1999 Jack Shainman Gallery ニューヨーク 1996 Studio La Citta ヴェローナ(イタリア)

グループ展(抜粋):
2025 三澤憲司 × ジョナサン・セリガー 二人展「素材と物質」Sho+1 東京
2022 「空即是色 Illusion of Reality」銀座 蔦屋書店FOAM CONTEMPORARY 東京
2022 「ART FAIR TOKYO 2022」Sho+1 東京
2021 「ART FAIR TOKYO 2021」Sho+1 東京 2020 「artTNZ2020」Sho+1 東京

COLLECTIONS

ニューヨーク近代美術館 ニューヨーク
ホイットニー美術館 ニューヨーク