「Between Scenes ー開門ー」

会 期|2025年10月17日(金) – 11月15日(土)
時 間|12:00 – 18:00
/ 日・月・祝休廊


アントニオ・レダエリ
輝くヒナゲシ、2010
シートサイズ 50 × 40 cm、Cプリント、エディション 7

Sho+1では、2025年10月17日(金)から11月15日(土)まで、リノベーションされた新しいスペースで、国内外11名の作家によるグループ展「Between Scenes ー開門ー」を開催いたします。 

展覧会概要

 「シーン」とは、舞台や映画における一場面であると同時に、私たちの日常や記憶の断片でもあります。本展のタイトル「Between Scenes ー開門ー」は、場面と場面のあいだに潜む余白や揺らぎを照らし出すものです。 写真というメディウムが本来持つ二重性──記録と演出、真実と虚構、瞬間と持続──を多角的に探りながら、被写体と観者、イメージと現実の間に生まれるズレや緊張を可視化します。展示される作品は単なる視覚的断片にとどまらず、観る者を思考の連鎖へと導く批評的装置となります。 多様な視点と文化的背景を持つ11名の作家たちは、それぞれ異なる時間軸や文脈を内包しながら、シーンとシーンの狭間に潜む意味を探る試みに挑戦します。  

展示構成

サブタイトル「開門」が示すように、会場空間では二枚の可動壁を自在に動かすことで、作品の見え方が変化する仕掛けを導入、観者はインタラクティブに展示を体験することができます。 荒木経惟による昭和レトロを彷彿とさせるエロスと、木村尚樹がとらえた静謐な凪、櫻井充の超然とそびえる灯台風景は、互いに交錯しながら新たな物語を紡ぎます。特別企画として、映像作家コモリシゲキによる短編ビデオクリップも上映され、空間にさらなる奥行きをもたらします。さらに、Sho+1の前身より継続的に紹介してきたイタリア人作家、グィド・アルジェンティー二とアントニオ・レダエリによる優美で繊細な作品群も加わり、展示の印象を豊かにします。

写真と映像の境界を越え、シーンとシーンの間に広がる未知の風景をぜひご体感ください。

展示作家
荒木経惟
ヒデマロ
平川典俊
木村尚樹
コモリシゲキ
平間至
中野正貴
櫻井充
グィド・アルジェンティーニ
アリソン・ジャクソン
アントニオ・レダエリ


平川典俊
アニマの天分(モデル:南明奈)、2016
Cプリント(富士フィルムクリスタル・アーカイブ)
イメージサイズ 35 × 28 cm
フレームサイズ 43.2 x 52.2 cm
エディション 3/10

平川典俊
アニマの天分(モデル:南明奈)、2016
Cプリント(富士フィルムクリスタル・アーカイブ)
イメージサイズ 35 × 28 cm
フレームサイズ 43.2 x 52.2 cm
エディション 1/10