木村尚樹
Naoki Kimura
PROFILE
木村尚樹は、1987年に渡米し、写真を美術表現として本格的に探求し始めました。
一貫してモノクローム写真のみで制作し、光と影、時間と空間、そして知覚と存在のあわいに立ち上がる関係性を探究する写真美術作家です。ニューヨークを拠点としながら欧州での制作を展開し、特にイタリアを中心とした作品群や建築家との協働においては、建築や都市空間を単なる記録対象ではなく、時間の堆積や記憶の残響が滞留する「場」として捉えてきました。色彩を排したモノクローム表現は、光と影、形態、質感、空間そのものをより純粋に捉えるための方法です。
2017年頃に拠点を東京へ移して以降、木村は自身の制作を「凪(Lullscapes)」という概念のもとに深めています。そこにある静けさは単なる静寂や情緒的な風景ではなく、光、空間、時間が互いに干渉しながら、像として確定する以前の知覚の揺らぎを捉えようとする試みです。
近年は「零式写真芸術論(Zero-Horizon Photo Art Theory)」や「写道(Shado)」を基盤に、写真を対象の再現ではなく、光、空間、像、そして見る者の知覚によって成立する関係の構造として捉え直しています。写真とは世界を固定された像として記録するものではなく、何かが「見えるもの」として成立する以前に存在する光や気配に触れ、その不確かな状態を留めるための媒体として探究を続けています。
BIOGRAPHY
大阪府生まれ、京都市出身
PAST EXHIBITIONS
個展(抜粋):
2026 「凪零 Lullscapes – Before It Begins ∶ Zero – Horizon Photographic Art」Sho+1 東京
2025 「凪景-Lullscapes in Light and Shadow」ヒルトン東京 Chocolate Lounge 東京
2024 「光陰 – a time flies as lullscapes」京都 蔦屋書店 京都
2023 「the tranquility as lullscape -凪景- “nagi” In praise of shadows」Sho+1 東京
2022 「“nagi” on the edge of Milestone」ファイヤーキングカフェ 東京
2018 「『木村尚樹展』― 凪・外伝 ”nagi” anecdote ―」創英ギャラリー 東京
2015 「木村尚樹『through the window -降り積もる光-』」エモン・フォトギャラリー 東京
2014 「木村尚樹『凪』写真集 出版記念」エモン・フォトギャラリー 東京
2013 「Director’s Choice Vol.3 B&W」エモン・フォトギャラリー 東京
2012 「Director’s Choice Vol.2」エモン・フォトギャラリー 東京
2011 「PORTRAIT」エモン・フォトギャラリー 東京
2010 「Silent monochrome」エモン・フォトギャラリー 東京
2009 「『凪・NAGI』- 立ち上がる、たまゆらの時-木村尚樹」エモン・フォトギャラリー 東京
2005 「MLコラボレーション企画・インテリアとしての写真」カッシーナ・イクスシー青山 東京
1993 「3 days in China Town/木村尚樹」渋谷PARCO、都内PARCO店舗巡回 イクスポージャー 東京
グループ展 (抜粋):
2025 「Between Scenes ー開門ー 」Sho+1 東京
2024 「Art Collaboration Kyoto(ACK)」Sho+1京都
2024 「ART FAIR TOKYO 2024」Sho+1 東京
2022 「art stage OSAKA」Sho+1 東京
2022 「ART FAIR TOKYO 2022」Sho+1 東京
2019 「建築と光」エモン・フォトギャラリー 東京
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